Omnisphere Reference Site

Spectrasonics社のOmnisphereの機能を参照するためのサイトです

11.2. ノートパターン

ノートパターン

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ノートパターンは、アルペジエーターパターンでのノートの並び順を決定します。このフィールドをクリックすると、19個の異なるパターンやモードが表示されます。

 

  • Chord - コードに含まれているすべてのノートを各ステップのベロシティ値に基づいて同時にトリガーします。

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  • Up - すべてのノートを昇順のアルペジオで再生します。

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  • Down - すべてのノートを降順のアルペジオで再生します。

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  • Up/Down - すべてのノートを最初は昇順に再生し、次に降順に再生します。

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  • Up/Down+ - Up/Downと同じですが、Up/Down+は最高音と最低音を繰り返します。

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  • Down/Up+ - Down/Upと同じですが、Down/Up+は最低音と最高音を繰り返します。

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  • Random - すべてのノートをランダムな順番で再生します。

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  • As Played - ノートをトリガーされた順番で再生します。

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  • Repeat X2 - パターン内のすべてのノートを昇順で2回ずつ繰り返します。

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  • Repeat X4 - パターン内のすべてのノートを昇順で4回ずつ繰り返します。

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  • Join - 最も低い音符からスタートし、次に最も高い音符になり、音が途中で出会うまで内側に向かって徐々に行ったり来たりするパターンを作ります。6音のコードの場合では、1-6-2-5-3-4のようになります。

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  • Spread - 真ん中から始まり、最も外側の音符に達するまで外側に向かって徐々に行ったり来たりする、Joinとは逆のパターンを作ります。6音のコードの場合では3-4-2-5-1-6のようになります。

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  • Join / Spread - Joinから始まり、Joinのパターンが終わると同じノートでSpreadパターンを続けます。

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  • Spread / Join - Spreadから始まり、Spreadパターンが終わると同じノートでJoinパターンを続けます。

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  • Stairs Up - 最も低い音符から始まり、2つ先のノートに進み、1つ前のノートに戻るパターンを作り、パターンを上向きに続けます。

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  • Stairs Down - Stairs Upの逆で、最も高い音から始まります。

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  • Stairs Up / Down - Stairs Upで始まり、パターンの最後で方向を逆にして、同じノートを使用してStairs Downのパターンを再生します。

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  • Stairs Down / Up - Stairs Downで始まり、パターンの最後で方向を逆にして、同じノートを使用してStairs Upのパターンを再生します。

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メモ:ノートパターン、プレイモード、オクターブを組み合わせると、さまざまなバリエーションを作り出すことができます。実験をお勧めします。

 

 

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☆留意事項☆

当記事内容はSpectrasonics社が提供するOmnisphereリファレンスマニュアルを非公式に日本語訳したものです。全ての権利はSpectrasonics社に帰属します。

正式にサポートされている日本語訳ではないことをご留意ください。

11.1. プリセットメニュー

プリセットメニュー

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ARPEGGIATORの右上隅にあるプルダウンメニューでプリセットメニューを表示します。このメニューには、Save/Copy/Pasteオプションや分類されたプリセットパターンのメニューがあります。

 

Copy/Paste機能を使うと、Omnisphereのパート間でパターンをコピーして貼り付けることができます。

 

メモ:カスタムのパターンは、MacのFinderまたはWindowsデスクトップを使って次のフォルダに整理することができます。

STEAM / Omnisphere / Settings Library / Presets / User / Arpeggiator

 

 

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11. Arpeggiator

Arpeggiator

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多くのハードウェアシンセにはアルペジエーターが用意されています。アルペジエーターは、受信するMIDIノートを受け取り、定義された一連の規則(アルペジオなど)に基づいた、シーケンスパターンのノートを出力します。ステップシーケンサーと概念が似ていますが、アルペジエーターにはいくつかの違いがあります。ステップシーケンサーと同様に、アルペジエーターではパターンの作成やトランスポーズをすることができますが、キーボードから弾いたコードやインターバルと直接インタラクトすることもできます。

 

OmnisphereのARPEGGIATORには、複数のノートパターン、プレイモード、ファンクション、ラッチ、ステップモディファイア、トリガータイプ、クロックレート、長さを変えることができる32ステップのパターンプログラマー、ファクトリープリセットやユーザープリセット、そして非常に便利なMIDI書き出し機能があります。

 

OmnisphereのARPEGGIATORは、ARPEGGIATORStylus RMXのグルーブ(またはスタンダードMIDIファイル)と同期させる革新的なGroove Lock機能も備えています。

 

Omnisphereの各パートはそれぞれ独自のARPEGGIATORを持ち、それぞれ独自のパターン設定を持つことができます。これは、最大8つのArpeggiatorを同時に動かすことができるということです。これはSTACK MODEやLIVE MODEを使用するときに特に強力な機能です。

 

ARPEGGIATORの機能を探求し始めるために役立つプリセットは数多くあります。どのようなパターンを作成することができるかは、さまざまなプリセットを選択してください。作成したパターンや変更したパターンは、後で使用するためのプリセットとして保存することができます。

 

電源スイッチ

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ARPEGGIATORを起動します。

 

 

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Omnisphere 2.6がリリースされました。

Omnisphere 2.6がリリースされました!

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フラッグシップソフトウェアシンセサイザーOmnisphereのバージョン2.6がリリースされました。バージョン2.6では、OmnisphereのArpeggiatorに大幅な機能強化が加えられ、65を超えるハードウェアシンセを完全にサポートすることで、革新的なHardware Synth Integration機能が劇的に拡張されました。新しいアップデートでは、プロファイルの数が2倍以上に増え、Roland Juno-106、Super Jupiter、Alesis Andromeda、Roland D-50などの象徴的なシンセのサポートが追加されました。 v2.6アップデートでは、600個の新しいPatchが追加され、 v2.6は登録されているすべてのOmnisphere 2ユーザーには無料のアップデートです。

 

Arpeggiatorのメジャーアップデート

 

Omnisphereの有名なArpeggiatorは、すべての新しいクリエイティブツールを含むv2.6でメジャーアップデートし、これまでで最も柔軟なArpeggiatorの1つになりました。新しいパターンモード、Step Dividers、Pitch Sliders、そしてステップごとにコードボイシングやコード転回が変わるユニークな能力など、多くの革新があります。また、すべてのクリエイティブな可能性を紹介する新しいArpeggiator Preset Libraryも用意されています。何よりも、Omnisphere 2.6はArpeggiatorMIDIデータをスタンダードMIDIファイルとして保存できるようになりました。これをDAWにドラッグしてさらに編集することができます。

 

拡張されたHardware Synth Integration

 

Omnisphereの画期的なHardware Synth Integration機能は、ソフトウェアとハ​​ードウェアとの間のフィジカルなギャップを埋めるもので、ユーザーは使い慣れたハードウェアシンセのレイアウトを使用してOmnisphereを直感的に制御することができます。新しい2.6リリースでは、Moog、Sequential、RolandKorg、Novation、Nord、BehringerAccess、Studiologic、Yamahaなど、65を超える人気のハードウェアシンセサイザーをサポートし、たくさんのリクエストがあったハードウェアシンセプロファイルが追加されました。サポートされているハードウェアシンセサイザーは、さまざまなタイプのユーザーのために、豊富なフォームファクタと幅広い価格帯をカバーしています。

 

新しい音

 

Omnisphere 2.6は、Eric Persingと高く評価されているSpectrasonicsサウンド開発チームによって作成された、600個の新しいPatchで新しく拡張された「Hardware Library」を特徴とします。特に、今回のアップデートでは、オリジナルの1987年のRoland D-50を使ったEricの古典的なサウンドデザインが、Omnisphereの広大なシンセシス機能とともに全く新しい音の領域へと誘います。

 

 

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3.5. サポートされているハードウェアシンセ

サポートされているハードウェアシンセ

これらが、現在OmnisphereのHardware Synth Integrationによってサポートされているモデルです。

 

 

 

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3.4. Link Omnisphere GUI

Link Omnisphere GUI

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Hardware Profileが読み込まれると、Omnisphereは自動的に関連ページに切り替えることでハードウェアシンセの動きに従います。ハードウェアシンセのEnvelopeを調整すると、OmnisphereはそのEnvelopeのZoomページを表示します。ハードウェアからエフェクトを調整すると、Omnisphereの該当するFXラックに移動します。

 

この動作はデフォルトで有効になっており、HWメニューから「Link Omnisphere GUI」を選択したり選択解除することで制御できます。

 

ハードウェアシンセからOmnisphereのページにアクセスした後は、Omnisphere内でさらに詳細な編集を行うことができます。例えば、Omnisphereの各FXユニットは最大15個のパラメーターを持つことができます。ほとんどのハードウェアシンセは、エフェクト専用のコントロールをそれほど多く持っていませんが、関連するOmnisphereページに自動的にアクセスすることで、ハードウェアがコントロールできないパラメーターを調整するためにマウスを使うことができます。なんと言ってもOmnisphereには20,000以上のパラメータがあるのですから。

 

「Link Omnisphere GUI」機能は、ソフトウェアとハ​​ードウェアのギャップを埋めるための重要な部分となります。

 

 

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3.3. Save User Tweaks

Save User Tweaks

HWプロフィールを読み込むと、Omnisphereは、ノブをタッチするだけで多数の高度なアクションが実行できるように設定されます。ハードウェアシンセを使用して、Omnisphereエフェクトのインスタンス化や、Modulationルーティングの作成、複数のスケールパラメーターの制御、特定のフィルタータイプの呼び出しを行うことができます。それでも、Hardware Profileをカスタマイズしたい場合があるかもしれません。

 

例えば、Sequential Prophet 6のプロフィールを使用する場合、ハードウェアのShapeノブは2つの機能を実行します。そのShapeノブはOmnisphereの対応するOscillatorのShapeパラメーターを制御し、また、Prophet 6をモデル化した特定のウェーブテーブルを自動的に読み込みます。OmnisphereにProphet 6の音質を持たせたいのであれば、これは素晴らしいことですが、必ずしも便利ではないかもしれません。あなたは「Spotlight - EDM」から根本的に異なるデジタルウェーブテーブルのセットを使うPatchを演奏しているかもしれません。Prophet 6を使ってOmnisphereのShapeパラメータを制御したいけれど、同時にデジタルウェーブテーブルを使いたいかもしれません。

 

迅速で簡単な解決策があります。

 

変更したいOmnisphereコントロールを右クリックし、HW Profilesメニューから「 Unlearn…」を選択します。

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これで、Prophet 6のShapeノブはOmnisphereのShapeスライダーに影響を与えますが、他のウェーブテーブルは自由に使用することができます。

 

Hardware Profileメニューから「Save User Tweaks」を選択すると、次回プロフィールを読み込んでも、変更は保持されたままです。

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また別のシナリオがあります。あなたはRolandSE-02を使ってOmnisphereをコントロールするのが好きですが、SE-02はボリュームコントロールからMIDIを送信しないため、Omnisphereのマスターボリュームはプロフィールにマッピングされていません。しかし、シンセとは別のキーボードコントローラがある場合には、そのノブの1つを割り当てて制御することができます。

 

右上隅にあるOmnisphereのマスターボリュームスライダーを右クリックし、メニューから「MIDI CC Learn」を選択します。次に、キーボードコントローラのノブやスライダを動かします。これでOmnisphereのボリュームが制御され、SE-02プロフィールを使って保存することができます。

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保存したUser Tweaksをクリアしてプロファイルの工場出荷時設定を復元したい場合は、HWメニューを再度開いて「Clear User Tweaks (Restore Factory Defaults)」を選択してください。

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