Omnisphere Reference Site

Spectrasonics社のOmnisphereの機能を参照するためのサイトです

11.9. Latch

Latch

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LATCH

LATCHボタンで、選択したアルペジエーターパターンのLATCHのオン/オフを切り替えることができます。

 

LATCHが有効になっていると、たとえノートがリリースされていてもアルペジエーターパターンは演奏し続けます。 LATCHを有効にしたときにすでにノートをホールドしていると、パターンはラッチされます。 スイッチがオフに切り替えられたときや、ノートを再生したとき、ホストトランスポートが停止すると、ラッチされたパターンはすべて停止します。

 

メモ:これはMainページのLATCHスイッチ、LIVE MODEやSTACK MODEページのLATCHスイッチの複製です。

 

 

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☆留意事項☆

当記事内容はSpectrasonics社が提供するOmnisphereリファレンスマニュアルを非公式に日本語訳したものです。全ての権利はSpectrasonics社に帰属します。

正式にサポートされている日本語訳ではないことをご留意ください。

11.8. ステップモディファイア

ステップモディファイア

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ステップモディファイアは、ステップに特定の動作を追加する強力で柔軟なツールで、複雑でクリエイティブなパターンを作成することができます。

 

各ステップの上の四角い枠をクリックしてステップモディファイアメニューを表示し、5つのフライアウトメニューから選択します。

 

None

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「None」がデフォルトの状態で、ステップモディファイアは適用されません。ステップモディファイアが選択されている場合は、「None」を選択してそれをクリアすることができます。

 

Transpose

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再生されるノートを上下にトランスポーズします。半音の数を選択することで、トランスポーズ値を選択することができます。
範囲は+/-24半音です。

 

Transposeモディファイアを選択すると、トランスポーズ値は青で表示されます。

 

Slide

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再生されるノートを上下にベンドします。半音の数を選択することで、スライド値を選択することができます。この機能を使うと、アルペジオの一部としてTB-303スタイルのピッチスライドを作成することができます。ベンドの速度は、スライド値の上にあるレートスライダーを左右に移動することで設定します。左端が一番速く、右端が一番遅くなります。 Slideは、連結されたステップでも使用できる唯一のステップモディファイアで、レガートスライドをすることができます。
範囲は+/-24半音です。

 

Slideはピッチベンドメッセージを使用してピッチスライドを作成します。Slideを使用すると、Omnisphereのピッチベンドの範囲は自動的に+/-24半音に変更されます。ピッチベンドメッセージはCapture機能を使って録音することができます。CaptureしたMIDIアルペジエータデータを他の機器で使用するときは、そのデバイスのピッチベンド範囲が+/-24半音に設定されていることを確認してください。

メモ:Slideは常に演奏されるノートを基準にしています。

 

Chord

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Chordモディファイアがステップに適用されると、そのステップでコードを再生します(パターン内でホールドしてるノートの一部か全部かは、選択したモディファイアにによります)。

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Chordモディファイアタイプ

9種類のChordモディファイアタイプがあります:

  • Chord - すべてのホールドされているノートを再生します。
  • Chord Voicing 1 -ホールドされているコードの奇数番号のノートのみを再生します。例えば、 6音のコードを弾くと、1、3、5番目の音のコードが再生されます。
  • Chord Voicing 2 - ホールドされているコード内の偶数番号のノートのみを再生します。例えば、 6音のコードを弾くと、2、4、6番目の音のコードが再生されます。
  • Chord Inversion +1 - コードの第一転回形を再生します。例えば、C3-E3-G3を弾くと、E3-G3-C4が再生されます。 C3-E3-A3-D4を弾くと、E3-A3-C4-D4が再生されます。
  • Chord Inversion +2 - コードの第二転回形を再生します。例えば、C3-E3-G3-B3を弾くと、G3-B3-C4-E4が再生されます。
  • Chord Inversion +3 - コードの第三転回形を再生します。例えば、C3-E3-G3-A3を弾くと、A3-C4-E4-G4が再生されます。
  • Chord Inversion -1 - これはChord Inversion +1と似ていますが、1コードステップ下に転回します。例えば、C3-E3-G3を弾くと、G2-C3-E3が再生されます。
  • Chord Inversion -2 - 2コードステップ下に転回します。例えば、 C3-E3-G3を弾くと、E2-G2-C3が再生されます。
  • Chord Inversion -3 - 3コードステップ下に転回します。例えば、C3-E3-G3を弾くと、C2-E2-G2が再生されます。

 

Hi-Low

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  • Lowest - モディファイアはアルペジエーターモードを無視し、常にコードの最低音を演奏します。
  • Highest - モディファイアステップはアルペジエーターモードを無視し、常にコードの最高音を演奏します。

 

Step Dividers

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  • Step Divider 2 - ステップを2等分し、同じノートを2回トリガーします。例えば、ステップがC4で1つの8分音符を演奏することになっているなら、C4で2つの16分音符を演奏します。
  • Step Divider 3 - ステップを3等分します。
  • Step Divider 4 - ステップを4等分します。
  • Step Divider 2 Rise - ステップを2等分し、増加するベロシティで再生されます。
  • Step Divider 3 Rise - ステップを3等分し、増加するベロシティで再生されます。
  • Step Divider 4 Rise - ステップを4等分し、増加するベロシティで再生されます。
  • Step Divider 2 Fall - ステップを2等分し、減少するベロシティで再生されます。
  • Step Divider 3 Fall - ステップを3等分し、減少するベロシティで再生されます。
  • Step Divider 4 Fall - ステップを4等分し、減少するベロシティで再生されます。

 

メモ:Step Dividersは、連結したノートに適用することができます。たとえば、16分音符の4つのステップが連結されていて、そこにStep Divider 3を使用すると、パターンに不規則なリズムを追加することができます。

 

 

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11.7. Capture

Capture

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Arpeggiatorページの右下隅にあるCAPTUREボタンを押すと、演奏したものすべてを動的に録音したり書き出して、MIDIクリップを作成することができます。

 

録音の長さは1小節(1bar)、2小節(2bars)、4小節(4bars)、8小節(8bars)、16小節(16bars)に設定できます。ボタンをクリックすると選択項目が表示されます。

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CAPTUREボタンをクリックして長さを選択すると、「録音待機」モードに設定され、ボタンが赤く点滅します。

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最初の音を弾くと録音が開始され、指定した長さだけ録音が続きます(録音中はボタンが赤く点灯します)。

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録音が完了すると、ボタンは青色に戻ります。ボタンの右側にある「ドラッグ&ドロップ」アイコンからMIDIクリップをMac Finderや、Windowsデスクトップ、または直接DAWにドラッグして自由に編集することができます。

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メモ:CAPTUREによって生成されたMIDIファイルはOmnisphereにドラッグ&ドロップすることはできません。

 

CAPTUREについて何か変更したい場合は、満足するまでこのプロセスを繰り返すことができます。また、比較するためにすべてのCAPTUREを保持したい場合は、録音済みのMIDIクリップをMac FinderやWindowsデスクトップにドラッグしてから改めて録音します。そうすると古い順に番号が付けられます。

 

CAPTUREが終了したら、ポップアップメニューの下部にある「Reset」機能を使用すると、ボタンがグレーに戻ります。

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メモ:スライドは、+/- 2オクターブの範囲のピッチベンドデータとしてMIDIクリップで表現されます。

 

 

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11.6. ファンクション

ファンクション

ページヘッダーの右側にある下向き矢印をクリックして、ポップアップメニューを表示します。

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  • * Duplicate Range * - アクティブなステップ範囲を複製し、そのコピーをアクティブな範囲内にある最後のステップの直後に配置します。たとえば、アクティブな範囲が8ステップの長さの場合、ステップ1〜8がステップ9〜16にそれぞれコピーされ、範囲は16ステップになります。
  • * Duplicate Mirror * - アクティブなステップ範囲を複製し、アクティブな範囲内にある最後のステップの直後にミラーコピーを配置します。たとえば、アクティブな範囲が8ステップの長さの場合、ステップ1〜8をステップ9〜16にコピーして反転します。
  • * Rotate Left * - アクティブな範囲内にあるすべてのステップを左に移動し、一番左(最初)のステップは一番右(最後)のステップに移動してスペースを埋めます。
  • * Rotate Right * - アクティブな範囲内にあるすべてのステップを右に移動し、一番右(最後)のステップは一番左(最初)のステップに移動してスペースを埋めます。
  • * Reverse Order * - アクティブな範囲内にあるステップを逆にして、ステップを追加せずに所定の位置にミラーイメージを作成します。
  • * Shuffle Order * - アクティブな範囲内にあるステップをランダムにシャッフルします。
  • * Clear Modifiers on All Steps * - 既存の変更をすべて削除します。

 

メモ:すべてのステップON / OFF、ステップの長さ、ステップのベロシティ、ステップ変更データは、ステップとともに移動します。

 

 

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11.5. オクターブ

オクターブ

 

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1 OCT

MIDIコントローラーで押さえられているノートのみに基づいてパターンを再生します。

2 OCT

MIDIコントローラで押さえられているノートに基づいてパターンを再生し、続いて1オクターブ高い同じパターンを再生します。

3 OCT

MIDIコントローラで押さえられているノートに基づいてパターンを再生し、続いて同じパターンを1オクターブ、さらに2オクターブ高い範囲で合計3オクターブの範囲で再生します。

4 OCT

MIDIコントローラで押さえられているノートに基づいてパターンを再生し、続いて同じパターンを1オクターブ、次に2オクターブ、さらに3オクターブ高くします(合計4オクターブの範囲)。

2 OCT Alt / 3 OCT Alt / 4 OCT Alt

いずれかのALTモードを使うと、パターン内の各ノートは、選択されているオクターブ範囲で再生してから、次のノートに移動します。

 

 

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11.4. クロック

クロック

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CLOCK設定では、パターンの内部の細かさを変更し、各ステップの時間値を決定します。 たとえば、1/8を選択した場合、各ステップは8分音符になります。 ストレートステップに加えて、三連と、付点の音価が使用可能です。

 

利用可能な範囲は以下のとおりです。

 

  • ストレートステップ:1/1〜1/64
  • 三連:1/1 triplet〜1/64 triplet
  • 付点:1/1 dotted〜1/64 dotted

 

 

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11.3. トリガー

トリガー

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Legato

ノートがレガートで演奏されている限り、パターン内のすべてのステップを継続します。 パターンが終わる前にキーから手を離すと、パターンは最初からやり直されます。

Song Position

パターンはホストDAWのソングポジション(小節と拍)に従います。

Note

ノートがトリガーされるたびに、最初のステップからパターンを再開します。

 

 

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