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14.9. Settings (Zoom)

Settings (Zoom)

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SETTINGSページでは、LIVE MODEパラメーターを設定することができます。これらのパラメーターには、LIVE MODEが反応するMIDIメッセージや、MIDIチャンネル、モード、ディスプレイフォーマットの設定が用意されています。

 

Dual Live Modeの設定

DUAL LIVE MODEが有効になっていると、Settingsオプションは両方のチャンネルで複製され、Part 1〜4とPart 5〜8(DUAL LIVE MODEの2つの列に対応)にグループ分けされます。この機能により、MIDI機器ごとに設定を個別にカスタマイズすることができます。

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メモ:LIVE MODE SettingsはMultiで保存されます。

 

MIDI CC

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これを有効にすると、ラーン済みのMIDI CCメッセージを使ってパートを選択することができます。無効にすると、パートはMIDI CCメッセージに反応しません。

 

Program Change

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これを有効にすると、ラーン済みのMIDIプログラムチェンジメッセージを使ってパートを選択することができます。無効にすると、パートはプログラムチェンジメッセージに反応しません。

 

Key Select

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これを有効にすると、ラーン済みのMIDIノートメッセージを使用してパートを選択することができます。無効にすると、パートはMIDIノートメッセージに反応しません。

 

メモ:MIDI CC、PROGRAM CHANGE、KEY SELECTボタンが無効になっていても、新しいMIDIラーンの割り当てを追加することができます。 LIVE MODEは新しく割り当てを行いますが、それぞれのパワーボタンが有効になるまでは、それらのMIDIメッセージには反応しません。

 

Stack Mode Note Regions

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これを有効にすると、STACK MODEのスプリット機能や、レイヤー化機能、フェード機能をLIVE MODEと組み合わせて使用​​することができます。

 

MIDI Channel

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LIVE MODEがどのMIDIチャンネルに反応するかを決定します。

  • Any - 全てのMIDIチャンネルから送信されたMIDIメッセージに反応します。
  • CH:XX - 指定されたMIDIチャンネルから送信されたMIDIメッセージに反応します。

 

Mouse Select Mode

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それぞれのパートは、マウスを使用して選択(または選択解除)することができます。

  • Latch - Latchモードは 「ON / OFF」の切り替えであるため、マウスカーソルで一度選択したパートを演奏することができます。もう一度選択すると、パートの選択は解除されます。Latchモードを使うと、複数のパートを選んで重ねて演奏することができます。
  • Touch - マウスカーソルで現在選択されているパートだけを演奏することができます。別のパートを選択すると、新しいパートに切り替わります。Touchモードはサウンドを素早く切り替えるのに便利で、これがデフォルトのマウス選択モードです。

 

MIDI CC Mode

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それぞれのパートは、MIDI CCメッセージを使用して選択したり選択解除することができます。

  • Latch - このボタンは「ON / OFF」の切り替えとして機能します。パートにラーン済みのMIDI CCメッセージを送信すると選択されます。そのMIDI CC割り当てからもう一度メッセージを送信するとパートの選択を解除します。メモ:Latchモードは、モーメンタリモードに設定されているMIDIコントローラでの使用を目的としています。 MIDIコントローラがトグルモードに設定されている場合は、MIDI CCを使用するときにLatchモードではなくSwitchモードを使用する必要があります。
  • Touch - パートにラーン済みのMIDI CCメッセージを送信すると選択され、他のすべてのパートは選択解除されます。Touchモードを使用して一度に選択できるパートは1つだけです。メモ:Touchモードを使用して一度に複数のパートを選択する場合は、MIDI CCではなくKey Selectを使用してください。Key SelectでTouchモードを使用すると、複数のパートを選択することができます。
  • Switch - これがデフォルトのモードです。パートは、ラーン済みのMIDI CCメッセージの動作に正確に反応して選択されます。ラーン済みのCCが0の場合はパートの選択が解除され、ラーン済みのCCが127の場合はパートが選択されます。メモ:各パートは、MIDIボタンの設定方法に基づいて、MIDIコントローラーからのCCイベントに反応します。 MIDIコントローラをトグルモードやモーメンタリモードでプログラムすることで、それに従ってパートが反応します。

 

Key Select Mode

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MIDIキーボードのノートなど、MIDIノートメッセージを使用してパートを選択したり選択解除することができます。ノートがMIDIラーンされると、演奏時に音が鳴らなくなりますが、選択したモードに応じてパートが選択されたり選択解除されます。

  • Latch - LatchモードはON / OFFの切り替えとして機能します。パートにラーン済みのMIDIノートメッセージを送るとパートが選択されます。ノートをもう一度送ると、パートの選択が解除されます。
  • Touch - パートにラーン済みのMIDIノートを送るとパートが選択され、他のすべてのパートは選択解除されます。一度に複数のMIDIノートメッセージを送信すると、パートの任意の組み合わせを一度に選択できます。これがデフォルトのキー選択モードで、パートの任意の組み合わせを即座に選択できるため、ライブ演奏には非常に便利です。
  • Switch - 割り当てられているノートをMIDIキーボードで押している間だけ、パートが選択されます。

 

Key Select Display Format

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ミドルC(ノートナンバー60)は、MIDIバイスの製造元に応じて、C3かC4の2つの異なる呼ばれ方をします。キーボードやホストソフトウェアに基づいて、番号規則を選択することができます。どちらが正しい設定かを確認するには、デバイスやホストソフトウェアのオーナーズマニュアルを参照してください。

 

Program Change Display Format

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LIVE MODEディスプレイは、さまざまなプログラムチェンジ番号システムに対応することができます。 一部のMIDIバイスには、10ではなく8個の数字に基づくプログラムチェンジシステムがあります。その他のものには、0〜127または1〜128を使用するものがあります。 このオプションは、あなたのMIDI機器に合うようにディスプレイを変更することができます。 どちらが正しい設定かを判断するには、MIDI機器の取扱説明書を参照してください。

 

 

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