7.1.3. Pitchコントロール
Pitchコントロール
TRANSPOSE
TRANSPOSEはMIDIトランスポーズのように機能し、ピッチの変更が半音単位で行われます。ピッチを変えてもOscillatorの音質には影響しません。このコントロールは、オクターブや異なるインターバルなど、さまざまな半音値にOscillatorを設定するために最もよく使用されます。
範囲は-24半音から+24半音です。
メモ:TRANSPOSEは最高の音質を提供しますが、モジュレートすることはできません。
COARSE
COARSEはFINEコントロールと同じように機能しますが、はるかに広い範囲を持ちます。 TRANSPOSEとは異なり、COARSEを使用するとOscillatorの音質に影響しますが、モジュレーション可能なコントロールです。 COARSEはワイドレンジなピッチモジュレーションFXに非常に便利です。
範囲は-4800から+4800セントです。
FINE
FINEコントロールは最も正確で、ピッチを1セント単位で変更します。 FINEコントロールはピッチを100セント(1半音)上下にシフトします。
FINEコントロールの最も一般的な使用方法は、Oscillatorを互いにわずかに(15セント未満)離すことで、より豊かに聞こえるようにすることです。
範囲は-100から+100セントです。
TRACKING
TRACKING(キーボードトラッキングとも呼ばれます)スイッチが有効になっていると、Oscillatorのピッチがキーボードに追従します。つまり、ルートのピッチは各鍵盤で変更されます。 TRACKINGが無効になっていると、Oscillatorはキーボードに追従しません。
Soundsourceが読み込まれている場合、マップによっては、いくつかの鍵盤は静的なピッチを持つかもしれません。
単一サンプル
すべての鍵盤が同じピッチで演奏されます。
マルチサンプル
各サンプルの範囲は同じピッチになります。たとえば、各オクターブに異なるサンプルがマッピングされている場合、各オクターブは単一のピッチだけを再生します。
クロマチックサンプル
すべての鍵盤にサンプルがあるので、TRACKINGが無効になっていても明らかな変化はありません。
TRACKINGを無効にすると、ドローンや、変わった効果音、奇妙な音色の組み合わせに役立ちます。
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