8.4. よくある質問
よくある質問
mp3ファイルをインポートすることはできますか?
いいえ。Omnisphereは一般的なステレオやモノラルのPCMフォーマットである、wavファイルとaifファイルのみをサポートします。
詳細については、「User Audioのフォーマット、サンプルレート、ビット深度」を参照してください。
インポートしたファイルの名前は変更することができますか?
フォルダを作成したり、名前変更、移動、削除することができます。また同様に「User」内のディレクトリを好きなように再編成することができます。ただし、拡張子が.dbまたは.zmapのファイルの名前を変更したり、ファイルやフォルダをUserディレクトリの外に移動したりすることはできません。wavファイルやaifファイルの名前を変更する場合は、ドライブ上で変更してから再度インポートします。
一度にインポートできるオーディオファイルの数はどれくらいですか?
Omnisphereでは、何百ものオーディオファイルを一度に複数のカスタム名の付いたディレクトリにインポートすることができます。
サンプラーでループしたオーディオファイルをOmnisphereにインポートしてもループしませんが、それはどうしてですか?
Omnisphereはループオーディオファイルを再生することができますが、最初にループポイントをオーディオファイルに埋め込む必要があります。インポートする前に、オーディオファイルをサンプラーではなくオーディオエディタでループ処理をする必要があります。
インポートする前のオーディオのループ処理に使用できるオーディオエディタはどれですか。
MagixのSound Forge、SteinbergのWaveLab、DSP-Quattro(Macのみ)など、多くのオーディオエディタがこの機能を備えています。
Omnisphereがループのクロスフェードを再生しないのはなぜですか?サンプラーではうまく再生します。
Omnisphereはサンプラー設定を読み取りません。ループのクロスフェードは、インポートする前にオーディオにレンダリングする必要があります。
Omnisphereにインポートしたループオーディオにクロスフェードを適用する方法はありますか?
Omnisphereはシンセサイザーで、サンプラーではありません。クロスフェードをループに適用する場合は、インポートする前にオーディオエディタで適用する必要があります。
インポートしたサンプルを短くするにはどうすればよいですか。長いサンプルから短いワンショットを作成したいです。
Amplitude Envelopeを使うことで、SoundsourceやPatchの長さを制御することができます。Sustainをゼロに減らし、DecayやReleaseを好きな時間に調整します。また、レイヤーページのStartスライダーを使って、オーディオの再生を開始する場所を調整することもできます。
自分のギターでD4を弾いたのに、それをOmnisphereに持ってきたときに、一音高くなります(私のコントローラーでD4を弾けばピッチがE4になります)。どうすれば修正できますか?
これは、正しい基準音がオーディオファイルに指定されていないためです。その場合、OmnisphereはオーディオファイルをMiddle Cにマッピングします。オーディオファイルの名前をMartin Acoustic_D4.wavまたはMartin Acoustic D4.wavのように変更することで、基準音を設定できます。ファイルの名前を変更して、ファイルを再インポートすると、オーディオが正しくマッピングされます。
詳細については、「UserAudioの基準音」を参照してください。
Tingly_Ab.wavのようにファイル名にフラットを含めることができますか? それともTingly_G#.wavにしなければいけませんか?
Eb2、Bb5、G#4などの7音の文字の後に「b」や「#」を付けることができます。「b」は文字の後に続くので、普通の文字と混同しないでください。ファイル名は、音の文字の前にスペースまたはアンダースコアを含める必要があります。
- * Tingly_Eb3
- * Tingly F#3
- * Tingly_G#3
- * Tingly Bb3
- * Tingly B4
- * Tingly E3
インポートしたオーディオファイルをサスティーンで演奏できるサウンドに変換することができますか?
はい。 Granularを使用すると、想像を超えてオーディオを変換することができます。 Granularは、オーディオのごく一部を1サイクルの波形に「フリーズ」して、持続的なサウンドとして再生できます。 Granularを使えば、ピアノのコードのようなものを材料にして、ゆっくりと展開するテクスチャを作成することもできます。
詳細はGranularを見てください。
どのキーを弾いても、サンプルが元の長さとピッチで(ドラムや一瞬つま弾いた音などを)キーボードの全範囲に渡って再生されるようにすることはできますか?
はい。 レイヤーページの「Oscillator」の隣にある虫眼鏡をクリックし、メインタブでKeyboard TRACKINGボタンをOFFに設定します。
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☆留意事項☆
当記事内容はSpectrasonics社が提供するOmnisphereリファレンスマニュアルを非公式に日本語訳したものです。全ての権利はSpectrasonics社に帰属します。
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