7.4.7. Filter Zoom
Filter Zoom
OmnisphereのFILTER ZOOMは、各レイヤーにある2つのFilterを緻密に制御します。 2つのステレオフィルターは左右に表示されます。中央エリアにはルーティングを制御したり、共有のコントロールが用意されています。 2つのステレオフィルターには、それぞれ34種類のフィルタータイプを割り当てることができます。それらは直列や並列に組み合わせることができ、数百ものフィルター設定ができます。
Filter全体では、Cutoffや、Resonance、Variantのプライマリコントロールがありますが、Filter1とFilter2にはそれぞれ独立したCUTOFF OFFSETや、RES OFFSET、VARIANT OFFSETがあり、それらはそれぞれのプライマリ値に作用します。
パワースイッチ
Filter全体を有効か無効にします。これはEDITページのパワーボタンの複製です。2つのスイッチをこのスイッチで一気にオン/オフにすることができます。これにより、フィルタリングの有無によってどのように聞こえるかをすばやく比較できます。
FILTER1&FILTER2パワースイッチ
FILTER1やFILTER2を有効か無効にします。
メモ:FILTER1とFILTER2の両方がオフの場合、GAINスライダーがFILTER ZOOMページの唯一のサウンドが変化するコントロールです。
PRESETS
Omnisphereには、Presetと呼ばれるさまざまなカスタマイズされたFilter設定があります。このメニューからFilter Presetの選択や、コピー、ペースト、保存することができます。
メモ:Filter PresetはFilterタイプと同じではありません。Filter Presetには、Filter Typeや、Gain、Routing、Offsetが含まれます。
ヒント:面白いカスタムFilter設定を持つパッチを見つけた場合は、それをPresetライブラリに保存して、自分のPatchで使用することができます。
Presetはいくつかのサブカテゴリに分類されています。Bandpass Filters、Highpass Filters、Lowpass Filters、Specialty Filtersです。スペースのために、Presetの名前は短く略されていますが、これはさまざまな省略形で示されています。
BPF Bandpass Filter
HPF Highpass Filter
LPF Lowpass Filter
UVI AtmosphereからのUVI Filter
db デシベルの略。 12db、24dbのような名前は、Filterのロールオフスロープを表します。
FILTER PRESETメニュー
ドロップダウンメニューからPresetを選択すると、その名前がPresetディスプレイウィンドウに表示されます。
ZOOMビューでFilterタイプが変更された場合、Filter設定がPresetとして保存されるか別のPresetが選択されるまで、表示は「Modified」に変わります。
メモ:Filter PresetはCUTOFF、RES、KEY、ENVの設定を呼び出しません。これは、現在のPatchのコンテキスト内でさまざまなFilter Presetを試聴するのに最適な方法だからです。
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☆留意事項☆
当記事内容はSpectrasonics社が提供するOmnisphereリファレンスマニュアルを非公式に日本語訳したものです。全ての権利はSpectrasonics社に帰属します。
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