7.4.7.1. 構造
構造
FILTER ZOOMセクションの中央部には、2つのFilterを並列や直列にルーティングしたり、アンプの前か後に配置する機能など、両方のFilterに共通するコントロールがあります。
CUTOFF、RES、VARIANT、KEY、ENV、GAINの各コントロールは、レイヤーページのFilterセクションにあるものを反映しています。これらのコントロールに加えられた変更はレイヤーページにも反映され、またその逆も同様になります。
SERIES/PARALLEL
Omnisphereの2つのFilterが「SERIES」になっているときは、FILTER1の出力がFILTER2に入力され、FILTER2の特性に影響を与えることを意味します。2つのFilterがSERIESにあるとき、MIXコントロールは使用されません。 「PARALLEL」とは、2つのFilterが両方とも機能していることを意味しますが、それらは他方に直接影響を与えるわけではありません。 MIXコントロールは2つのFilterのバランスをコントロールします。
MIX
PARALLELモードでは、2つのFilterのそれぞれがFilterミキサーを通過するので、MIXコントロールで各Filterがどれだけ聞こえるかを決めます。スライダーを中央に配置すると、両方のFilterが同じだけ聞こえるようになります。左右にスライドさせると、どちらか一方に偏ります。
範囲は100.00から00.100です(50.50が中心点)。
GAIN
GAINは、Pre/Post設定に応じてFilterモジュールの入力レベルや出力レベルを調整します。
範囲は-inf(0)から+9.54.dBです。
PRE / POST
2つのFilterはGAINコントロールの前や後に配置できます。これらのスイッチで、GAINコントロールをFilter前後どちらに使用するかを決めます。アグレッシブなFilterサウンドでは、PREやPOSTのどちらが有効になっているかによって異なる特性を持ちます。
PRE
GAINコントロールはFilterの前に適用されます。
POST
POSTではGAINコントロールがFilterの後に適用されます。
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当記事内容はSpectrasonics社が提供するOmnisphereリファレンスマニュアルを非公式に日本語訳したものです。全ての権利はSpectrasonics社に帰属します。
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