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2.1. STEAMエンジン

STEAM エンジンについて

 

STEAMエンジンは、Spectrasonicsの社内開発チームによって開発されたコアテクノロジーであり、すべてのSpectrasonicsパフォーマンス機器の基礎として使用されています。Stylus RMXといったグルーブベースの機器に使用されているS.A.G.E.のようなコアテクノロジーであるSTEAMは、ライセンス済みのUVIエンジンがベースになっていた初期のパフォーマンスバーチャル機器からの技術移行を達成します。

 

マルチティンバーSTEAMエンジンを使用して構築されたバーチャル機器は、ハイブリッドシンセシスとコントロール機能において幅広い開発の可能性を提供します。これらには、高解像度ストリーミングサンプル再生、統合されたFX、可変ウェーブシェイピングシンセシス、グラニュラーシンセシス、FMシンセシス、ポリフォニックリングモジュレーション、ティンバーシフト、および全体的なFlex-Modモジュレーションルーティングシステムが含まれます。

 

STEAMエンジンは、技術変化に迅速に対応することができます。当社の機器は業界の変化の全域で完全にサポートされており、この柔軟なソフトウェアは将来的により多くの革新と迅速な移行を可能にします。 AppleIntel-Macとの早期互換を可能にした、S.A.G.EがベースのStylus RMXと全く同じように、STEAMテクノロジーをベースにした新しい楽器は、将来の移行をお客様にとってはるかに容易にします。

 

STEAMを使用して、Spectrasonicsの最高品質のサウンドに対する長期的なビジョンと、最も音楽的に直感で理解できるユーザー体験をサポートする、新しい製品がゼロから開発されています。

 

STEAMを搭載したバーチャル機器は無限の可能性を秘めています。コアソフトウェアは柔軟かつオープンで、サウンドをホストとコンピュータプラットフォーム間で共有することができます。新しいサウンドは、パッチやサウンドソースの更新、ユーザーオーディオのインポート、共有、それにKeyscapeやTrilianなどのサテライト機器を介してコアライブラリに追加できます。さらに、S.A.G.E.やSTEAM技術に基づくすべてのSpectrasonicsバーチャル機器は、音楽的に有用で革新的な方法でインタラクトすることができます。

 

 

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