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5.7. Latch & Triggerモード

Latch & Triggerモード

LatchとTriggerモード

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LatchとTriggerモードは、特にLIVE MODEやSTACK MODEと組み合わせて使用した場合に、Omnisphereのパフォーマンス機能を拡張します。 一緒に使用すると、クリエイティブなパフォーマンス、ライブリミックス、作曲テクニックが幅広く可能になります。

 

メモ:Latch&TriggerモードをLIVE MODEやSTACK MODE機能と一緒に使用するための、リファレンスガイドの詳細なセクションを必ずチェックしてください。

 

メモ:LatchされたノートはホストDAWのトランスポートが停止するとすぐに停止します。

 

LATCH

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LATCHボタンで、選択したパートのLatchのオン/オフを切り替えることができます。

 

パートでLATCHが有効になっているとき、一つのノートを繰り返し演奏するとノートのオンとオフが切り替わります。 オンの場合、ノートがリリースされていてもノートは鳴り続けます。 同じノートをもう一度弾くとオフになります。 持続したノートがある状態でLATCHを有効にすると、そのノートはラッチされます。 ラッチされたノートは、ホストDAWのトランスポートが開始や停止するとすぐに停止します。

 

メモ:パートの演奏中にLATCHを無効にすると、すぐにそのパートに「All Notes Off」メッセージが送信されます。 FXの末尾部分やEnvelopesのReleaseステージは減衰し続けます。 All Notes Offメッセージは、そのパートで再生しているノートにのみ適用されます。

 

メモ:パートのLATCHステータスは、LIVE MODEページやSTACK MODEページから表示や変更することもできます。

 

Triggerモード

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Triggerモードは、受信しているMIDIノートのリアルタイムクオンタイズを可能にするので、パートは常に同期して演奏されます。 これにより、同期を失うことなく、他のクロックソースと一緒に実験や即興を行うことが非常に簡単になります。 これらの機能は、ジャムセッションをしたり、すばやくアイデア組み立てることに使用すると、とても楽しいです。

 

Triggerモードアイコンは、選択したパートの現在のTriggerモードを表示し、そのパートのTriggerモードメニューにアクセスすることができます。

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Triggerモードを変更するには、Triggerアイコンを選択し、ドロップダウンメニューから希望のTriggerモードを選択します。 選択したオプションの横にチェックマークが表示され、選択したTriggerモードを反映してTriggerモードアイコンが変わります。

 

Triggerモード一覧

 

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Immediate:これがデフォルトのTriggerモードです。 MIDI入力はクオンタイズされず、MIDIノートの再生は即座に行われます。

 

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Next 16th:このオプションは受信したMIDIノートの再生を次の16分音符に遅らせます。つまり、音符はリアルタイムで次の16分音符にクオンタイズされます。次の16分より前に演奏した場合、音が鳴るまでに少し時間がかかることがあります。この遅延は現在のテンポで最大16分音符になります。このモードでは、他のパートやクロックソースと完全に同期して簡単なフレーズを簡単に再生することができます。

 

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Next Beat:このオプションは、次の拍まで再生を遅らせます。受信したMIDIノートが次の拍の前に到着した場合、遅延は最大1拍です。Next Beatモードでは、リズムのPatchを完全に同期させてトリガーすることが非常に簡単になります。また、Latchモードと一緒に使用すると、リアルタイムで拍にクオンタイズされたフレーズを重ねることができます。

 

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Next Bar:次の小節まで再生を遅らせます。 MIDIメッセージが次の小節の前に到着した場合、遅延は最大1小節です。このモードは、小節の下拍でフレーズを同期させたい場合に特に便利です。前の小節ではいつでもノートを押すことができ、次の小節が演奏されるまで待機します。

 

メモ:選択したTriggerモードは、パートのArpeggiatorLFO、Envelopesにも影響します。ノート自体がトリガーされるまでこれらも遅延します。

 

メモ:パートのTriggerモードは、LIVE MODEやSTACK MODEページから表示や変更することもできます。

 

 

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当記事内容はSpectrasonics社が提供するOmnisphereリファレンスマニュアルを非公式に日本語訳したものです。全ての権利はSpectrasonics社に帰属します。

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