Omnisphere Reference Site

Spectrasonics社のOmnisphereの機能を参照するためのサイトです

6.3. Recording

Recording

f:id:daw_lerning:20190308022258p:plain

手動であろうとINERTIAが土台であろうと、ORBの動きはORBに内蔵されているレコーダーで記録することができます。これらの動きはPatchの一部として保存することができます。このシンプルな機能はサウンドに、独特で従来のコントローラーでは実現するのが非常に難しい動的な性質を追加します。

 

RECORDボタンとその下のメニューを使用することで、内蔵されているレコーダーに動きの一般的な概念(MOTION(動き))を記録したり、シーケンスに関連して1小節や、2小節、4小節にわたって正確な動きを記録するようにプログラムすることができます。記録はLEGATOやSONG POSITIONに同期して再生するように設定することができます。

 

すべての場合において、ORBは、たとえ動きがどんなに複雑であっても、終点と移動の始点までを滑らかに繋げることによって、ループするサイクルを作成します。

 

Recordingモード

 

4つのRecordingモード:MOTION、1BAR、2BARS、4BARSがあります。

 

MOTION

f:id:daw_lerning:20190308022309p:plain

  • MOTIONでは、数秒間ORBの速度と軌道を記録し、そして、その動きから完全な軌道サイクルを作ります。 MOTIONモードは、ホストDAWの曲やテンポと同期させる必要がある正確な動きを記録することを目的としていません。
  • 記録を開始するには、赤いRECORDボタンを押してください。カーソルが移動すると同時に記録が始まります。 RECORDボタンが数秒間赤く点灯し、記録に基づいて減衰しない軌道が作成されます。

 

メモ:RECORDボタンを押してもカーソルが動かない場合は、RECORDボタンは点滅してカーソルの移動を待ちます。動きが検出されるとすぐに記録が開始されます。

 

1BAR、2BARS、4BARS

f:id:daw_lerning:20190308022339p:plain

  • ホストDAWと同期させたい長さで正確な動きを記録するには、1BAR(1小節)、2BARS(2小節)、または4BARS(4小節)を選択してください。
  • 記録を開始するには、赤いRECORDボタンを押してください。カーソルが動いているとき、ホストシーケンサーが再生されているかどうかにかかわらず、次の小節が始まるのを待っている間、RECORDボタンが点滅します(ホストが演奏されていなくてもOmnisphereの内部クロックは動き続けます)。次の小節の始めで、RECORDボタンは赤く点灯し、記録を開始します。選択した数の小節が完成すると、記録が​​停止し、移動のループが作成されます。記録終了時のカーソルの位置は、動きがループしているときに激変しないことを確実にするために、最初の部分にスムーズにリンクされます。

 

メモ:RECORDボタンを押してもカーソルが動かない場合は、RECORDボタンは点滅し、そして次の小節の先頭から記録を開始します。

 

 

ORBに内蔵されているレコーダーが使用されているとき(記録された動きを再生しているとき)、ORBのカーソルは赤に変わります。

f:id:daw_lerning:20190308022408p:plain

記録された動きに満足できない場合は、CLEARボタンを押して最初からやり直してください。

 

 

目次はこちら

 

☆留意事項☆

当記事内容はSpectrasonics社が提供するOmnisphereリファレンスマニュアルを非公式に日本語訳したものです。全ての権利はSpectrasonics社に帰属します。

正式にサポートされている日本語訳ではないことをご留意ください。