8.1. User Audioをインポートする
User Audioをインポートする
Omnisphereは、PatchやMultiを作成するためのSoundsourceとして、オーディオをインポートすることができます。 Omnisphereの強力なシンセシス機能を使用して、クリエイティブな方法で独自のオーディオを処理したり操作することができます。
ギタートラックや、ボーカル、さらにはミックス全体をインポートして、映画のような質感、パーカッシブなサウンド、シンセリードなど、まったく異なるものに変えてしまうかもしれません。また、それらをPatchとして保存したり、他のユーザーと簡単に共有することができます。
User AudioをOmnisphereにインポートする方法は3つあります。Utilityメニューか、Soundsource Browser、またはGranularページを使用する方法です。
Utilityメニュー
Utilityメニューから「User Audio」を選択すると、ファイルダイアログが表示され、オーディオファイルやディレクトリに移動するように促されます。
インポートしたいフォルダやファイルに移動して「Open」をクリックします。インポート処理が始まり、OmnisphereのUser Soundsourceディレクトリに追加されます。
オーディオが正常にインポートされると、確認通知が表示されます。
インポート処理が完了すると、Soundsource Browserが表示され、Audition Note設定で設定された音と長さで自動的にオーディオ(Omnisphere User Soundsource)が選択され再生します。
インポートしたオーディオを削除するには、ハードドライブの次のディレクトリに移動します。
STEAM/Omnipshere/Soundsources/User/
削除した後は、変更を反映させるためにSoundsource Browserの「Refresh」ボタンをクリックしなければなりません。
メモ:インポートした各オーディオファイルは、OmnisphereのUser Soundsourceになります。User Audioのインポート機能は、ゾーンマップ、ラウンドロビン、マルチベロシティなどをサポートしていません。思い出してください、Omnisphereはサンプラーではなく、シンセサイザーです。目的は、サンプラーのようにマルチサンプリングされた楽器を演奏することではなく、独自のオーディオをクリエイティブに作り変えることです。
メモ:オーディオファイルのグループを一括変換する場合は、最初にインポートされたファイルが選択されて再生します。
Soundsource Browser
オーディオはSoundsource Browser経由でインポートできます。 オーディオファイルやフォルダをこの領域にドラッグアンドドロップすることで、インポート処理を自動的に開始することができます。 また、ウィンドウをクリックしてファイルダイアログを開き、オーディオファイルやディレクトリに移動することもできます。 「Open」をクリックするとインポート処理が始まります。
Granularページ
また他にも便利なUser Audioのインポート方法があり、オーディオファイルをGranularページにドラッグアンドドロップすることで、Granular処理がすぐにできるようになります。
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☆留意事項☆
当記事内容はSpectrasonics社が提供するOmnisphereリファレンスマニュアルを非公式に日本語訳したものです。全ての権利はSpectrasonics社に帰属します。
正式にサポートされている日本語訳ではないことをご留意ください。