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13. Stack Mode

Stack Mode

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STACK MODEは、最大8つのパートの鍵盤スプリット、レイヤー、位置でのクロスフェードを一度に作成する強力な機能です。 STACK MODEは、ライブ演奏や作曲のための柔軟な環境です。 STACK MODEは、ホストシーケンサーの一つのMIDIトラックのみを使用した、マルチパートパフォーマンスの録音に特に便利です。

 

STACK MODEと一緒にLatchやTriggerモードを使用することで、リアルタイムでレイヤー化してクオンタイズすることができる、複雑なマルチパートパフォーマンスをすることができます。

 

鍵盤スプリットやクロスフェードを作成し、一つのMIDIチャンネルを使用してすべてのパートを演奏したい場合は、LIVE MODEの代わりにSTACK MODEを使用してください。

 

STACK MODEを使ってパートとやり取りする方法は3つあります。NOTESモード、VELOモード、CCモードです。それらはすべて同じSTACK MODEグリッドレイアウトを共有しますが、それぞれ全然違う機能です。

 

NOTESモードを使用すると、各パートのリージョンがMIDIノート範囲にマッピングされ、キーボード上の鍵盤スプリット、レイヤー、位置クロスフェードマッピングすることができます。 VELOモードを使用すると、各パートのリージョンは特定のベロシティ範囲に反応するため、鍵盤を弾いている場所に関係なく、強く弾いたり小さく弾いたりすることで異なるパートのリージョンをトリガーすることができます。 CCモードを使用すると、MIDI CCメッセージを使用してパートのリージョンを切り替え、クロスフェードすることができます。

 

メモ:STACK MODEは複数のPatchで同時に動作するので、STACK MODEを最大限に活用するにはパワフルなコンピュータが必要です。パフォーマンスを最適化するには、ReverbやDelayのようなPatch FXをミュートし、代わりに共有のAuxセンドFXを使用します。

 

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STACK MODEを有効にするには、STACK MODEラベルの左側にある電源ボタンを選択します。

STACK MODEが有効になると、Omnisphereヘッダーの左側に「STACK MODE」と表示されます。これはプラグインのどのページからでも見ることができます。

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