4.6. User Audio
User Audio
Omnisphereは、PatchやMultiを作成するためのSoundsourceとして、独自のオーディオをインポートすることができる非常に強力なシンセサイザーです。この機能によって、もともと用意されているFactory Soundsourceを使用する場合と同じ方法で、オーディオをクリエイティブに作り変えたり、混ぜ合わせたり、ぐちゃぐちゃにすることができます。インポートされた各オーディオファイルは、OmnisphereのUser Soundsourceになります。
ギタートラックや、ボーカル、さらにはミックス全体をインポートして、映画のような質感や、パーカッシブなサウンド、シンセリードなど、それをまったく異なるものに変えてしまうかもしれません。また、それらをPatchとして保存したり、他のユーザーと簡単に共有することができます。
メモ:User Audioインポート機能は、ゾーンマップ、ラウンドロビン、マルチベロシティなどをサポートしていません。Omnisphereはサンプラーではなく、シンセサイザーです。User Audio機能は、Omnisphereのすべての処理能力を使用することで、独自のオーディオをクリエイティブな方法でとても早く作り変えることができるように設計されています。
重要:すべての著作権を尊重し、使用が許可されているものだけをインポートしてください。
User AudioをOmnisphereにインポートする場所は、UtilityメニューとSoundsource Browserの2つの場所があります。
Utilityメニューのショートカット
Utilityメニューから「User Audio」を選択すると、ファイルダイアログが表示され、オーディオファイルやディレクトリに移動するように促されます。
インポートしたいフォルダやファイルに移動して「Open」をクリックします。インポート処理が始まり、OmnisphereのUser Soundsourceディレクトリに追加されます。
オーディオが正常にインポートされると、確認通知が表示されます。
インポート処理が完了すると、Soundsource Browserが表示され、Audition Note設定で設定された音と長さで自動的にオーディオ(Omnisphere User Soundsource)が選択され再生します。
インポートしたオーディオを削除するには、ハードドライブの次のディレクトリに移動します。
STEAM/Omnipshere/Soundsources/User/
削除した後は、変更を反映させるためにSoundsource Browserの「Refresh」ボタンをクリックしなければなりません。
メモ:オーディオファイルのグループを一括変換する場合は、最初にインポートされたファイルが選択されて再生します。
Soundsource Browser
オーディオはSoundsource Browser経由でインポートできます。 オーディオファイルやフォルダをこの領域にドラッグアンドドロップすることで、インポート処理を自動的に開始することができます。 また、ウィンドウをクリックしてファイルダイアログを開き、オーディオファイルやディレクトリに移動することもできます。 「Open」をクリックするとインポート処理が始まります。
詳細についてはUser Audioを参照してください。
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☆留意事項☆
当記事内容はSpectrasonics社が提供するOmnisphereリファレンスマニュアルを非公式に日本語訳したものです。全ての権利はSpectrasonics社に帰属します。
正式にサポートされている日本語訳ではないことをご留意ください。