7.2.7. Mod Matrix Morphing
Mod Matrix Morphing
Omnisphereは、1つのTargetを1つのSourceでモジュレートするスタンダードな手法を超える、Morphing Modulationと呼ばれる非常に特殊なModulation機能を備えています。このシステムは2つのSourceを使用して1つのTargetをモジュレートし、2つのModulation Sourceの出力間でインタラクティブにクロスフェードするMorphing要素を1つのTargetに加えます。これは非常に動的なModulationルーティングと効果を生み出すことができます。
Morphing Modulationには4つの要素があります。つまり、Morphing Modulationルーティングを設定するには、Morphing Matrixの4つのスロットを使用します。
まずTargetを指定する必要があります。これはMorphing Modulationによって変更されるパラメーターです。 次に2つの異なるModulation Sourceを決める必要があります。 2つのModulation Sourceがブレンドされる度合いは、SourceのMorphing Input A/B Xfadeによって決まります。このModulation Sourceは、2つのMorphing InputをTargetに送るる前に、2つの異なるModulation Sourceがどのように混ぜ合わされるかを制御します。
Morphing Source
これは、Morphing ModulationのTargetを決めます。それはOmnisphereのどのModulation Targetでも構いません。 Morphing Sourceを選択してTargetパラメータを指定したら、2つのMorphing ModulationのInputを決める必要があります。
Morphing Input A
これはMorphing Inputになる2つのSourceのうちの1つです。Morphing Input AとMorphing Input Bの両方の合計が、Morphing Sourceルーティングで決められたTargetに送信されるため、Morphing Input AをTargetと同様に決める必要があります。
Morphing Input B
これはTargetをモジュレートする他方のMorphing Sourceです。Sourceが選択された後、Morphing Input BをTargetと同様に選択する必要があります。
Morphing Input BのSourceは、Morphing Input Aとは違うものにすることが重要です。それらが同じSourceの場合、Morphingは意味がありません。
Morphing Input A/B Xfade
このルーティングは、Input AとInput Bの2つのInput間でのMorphingを制御するものを決めるものです。したがって、ここでのSourceは、この種のクロスフェードに適したものになります。
A / B Xfade用の推奨Morphing Input:
- Wheel
- Velocity
- LFOs
- Envelopes
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当記事内容はSpectrasonics社が提供するOmnisphereリファレンスマニュアルを非公式に日本語訳したものです。全ての権利はSpectrasonics社に帰属します。
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