7.3.1.1. Timbre
Timbre
TIMBREスライダーは、さまざまな方法でSoundsourceのトーン特性を変更します。TIMBREモードには、CRUSHとSHIFTの2つがあります。この双方向スライダの中心点はnullです。つまり、音色の変化はありません。
- TIMBRE CRUSH MODE - Soundsourceにポリフォニックビットクラッシング(歪み)とフィルタリングが適用されます。ローパスフィルタによるビットクラッシュは、中心点から左側に適用されます。中心点から右側には、ハイパスフィルタによるビットクラッシュが適用されます。 Timbre CrushはどのSoundsourceでも効果的に機能します。
- TIMBRE SHIFT MODE - サンプルのマッピングを一方向にトランスポーズし、ピッチを反対方向に変更します。これにより、Soundsourceに大幅な倍音の変化が生じます。 TIMBREスライダーを右に動かすとサンプルマッピングが下に、ピッチが上に移動し、左に移動するとその逆になります。 SHIFTがどちらの方向にでも適用されると、Soundsourceの特性は大きく変わる可能性があります。 SHIFTをModulation Targetとして使用すると、Soundsourceの特性は動的に変化します。キーボード全体にマッピングされているサンプルが多いほど、TIMBRE SHIFT効果が顕著になります。逆に、単一のサンプルしか含まれていないテクスチャや他のSoundsourceの場合、SHIFTは効果がありません。
ヒント:Soundsourceがどれくらいサンプルを使用しているのかを確認するには、OSCILLATORヘッダーの上部にあるSoundsource Zoomアイコンを選択し、INFO内にある「SPEC」を参照してください。
メモ:TIMBREスライダーのModulationを使った値の変更で、TIMBRE SHIFTが機能し、効果を聞くためには、再トリガーされなければなりません。音色の変化はサスティーンされた音では聞こえません。
目次はこちら
☆留意事項☆
当記事内容はSpectrasonics社が提供するOmnisphereリファレンスマニュアルを非公式に日本語訳したものです。全ての権利はSpectrasonics社に帰属します。
正式にサポートされている日本語訳ではないことをご留意ください。