15.3. Miscellaneous
Miscellaneous
この領域ではMASTER TUNINGの設定や、機器のスタートページ、インターフェース内でのレイヤーの動作を設定します。
STARTUP PAGE
OmnisphereのデフォルトのスタートページはMain Pageです。このメニューでは、デフォルトとして、Orbか、Main、またはEditページのいずれかを選択することができます。
STARTUP DIRECTORY
このメニューから、起動時に選択されるPatchのディレクトリを選択することができます。 Spectrasonicsか、User、またはサードパーティのLibraryを指定することができます。
このメニューから、起動時に読み込まれるPatchのディレクトリを選択することが可能です。ここでは、「All」や、「All Spectrasonics」、「Projects」、「User」、任意のサテライト機器やLegacy Librariy、そして任意のサードパーティLibraryなどを選択して、スタートディレクトリを制限することができます。
たとえば、「All Spectrasonics」オプションを使用すると、KeyscapeやTrilianなどのサテライト機器からのものも含め、Spectrasonicsパッチのみをブラウズすることができ、Userやサードパーティのサウンドは除外されます。
「Auto Recall」オプションはライブでの使用のために設計されており、起動時に事前に選択されたPatchとブラウザフィルタのセットを読み込みます。ブラウザフィルタが起動時に読み込まれていると、Omni TRからブラウズするときに特に便利です。各パートには、事前にフィルタリングされたサウンドのリストが表示され、すぐにリモートでブラウズできる状態になります。
SWITCH TO LAYER AFTER ACTIVATION
LAYERページのフッターにある4つのLayer MIXスライダーにはそれぞれ有効ボタンがあります。SWITCH TO LAYER AFTER ACTIVATIONが「ON」に設定されている場合、レイヤーをオンにすると、編集ページの表示がそのレイヤーに自動的に切り替わります。
たとえば、レイヤーAが有効化されていて、レイヤーDが有効化されていない時に、レイヤーDの有効化ボタンを選択すると、レイヤーDに表示が切り替わります。
SWITCH TO LAYER AFTER ACTIVATIONがOFFになっている場合は、レイヤーの有効化で有効化されたレイヤーに表示が変更されることはありません。
SYNC TABBED PANES TOGETHER
これがデフォルト設定ですが、ここで設定変更することができます。
この機能を有効にすると、あるパートから別のパートに変更しても、ビューは同じままになります。
たとえば、パート1でFXページが選択されているときにパート2を選択すると、パート2のFXページが表示されます。 SYNC TABBED PANES TOGETHERが無効になっていると、ビューは同期されません。表示されているパートによって変わります。
ROUND ROBIN
ノートごとに1つのサンプルしかない場合、ノートを繰り返して使用すると、通常、同じサンプルが単調に繰り返されて「機関銃」効果が発生することがあります。Round Robinは、繰り返されるノートが演奏されるたびに、異なるサンプリング「テイク」をトリガーすることができるサンプリング技術です。この技術により、繰り返し音が非常に自然に聞こえ、機関銃の効果がなくなります。
一部のSoundsourceには、マルチサンプリングされたラウンドロビンサンプルが用意されています。これは、各ノートとベロシティに対して複数のテイクを録音したことを意味します。実際、1つのSoundsourceに膨大な数のラウンドロビンサンプルを用意することができます。これは、KeyscapeのキーボードやTrilianのベースに特に当てはまります。 Omnisphere Library Integrationを使用してKeyscapeやTrilianのサウンドをOmnisphereに読み込む場合は、この設定が特に便利です。
ROUND ROBINメニューでは、2つ以上のラウンドロビンサンプルをメモリに読み込んだときのラウンドロビンサンプルの順番を選択することができます。
ドロップダウンメニューには、No Variation、Random、Random Full Cycle、そして Sequentialの4つの再生オプションがあります。
メモ:Patch BrowserのSoundsource ZoomにあるSample Thinning設定で、PatchやSoundsourceで読み込まれるラウンドロビンサンプルの数を決定します。
ACCEPT OMNI TR CONNECTIONS
このオプションを有効にすると、OmnisphereはOmni TR iPadアプリと通信することができます。 ACCEPT OMNI TR CONNECTIONSが有効になっていると、Omni TRは起動時に自動的にOmnisphereに接続することができます。
Omni TRの設定に関する詳しい説明は、次のWebサイトを参照してください。http://www.spectrasonics.net/omni_tr_app/
CUSTOM CONTROLS TAB RESET
この機能を有効にすると、あるカスタムコントロールのタブから別のタブに変更しても、ビューは同じになります。たとえば、PatchでFXタブが選択されている場合、別のPatchが選択されてもKeyscapeはFXタブを表示し続けます。CUSTOM CONTROLS TAB RESETが無効になっていると、表示は同期されません。Patchに応じて表示が変わります。
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☆留意事項☆
当記事内容はSpectrasonics社が提供するOmnisphereリファレンスマニュアルを非公式に日本語訳したものです。全ての権利はSpectrasonics社に帰属します。
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