Omnisphere Reference Site

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7.3.3.1. ウェーブテーブル

ウェーブテーブル

波形ディスプレイの左側にある下向き矢印をクリックすると、OmnisphereのDSPウェーブテーブルを一覧表示するドロップダウンメニューが表示されます。 Omnisphereには500を超えるウェーブテーブルがあり、それらは下のディレクトリにリストされています。 それぞれのウェーブテーブルが作り出すことができる音の効果から発想を得るためにはSHAPEスライダーを使用してください。

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SawSquare Fat

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SawSquare Bright

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これらの2つの波形は、伝統的なSawtoothやSquareで、その2つの波の間にある任意の波にすることができます。そのため、両方ともSawSquareと呼ばれています。 メインサブページのSHAPEスライダーを動かすと、SawtoothからSquareへの連続的な変化がわかります。

 

SawSquareのBrightバージョンとFatバージョンは似ていますが、個性が異なります。SawSquare Brightは少し細く賑やかな音色を持ち、ポリフォニックへの利用に最適です。SawSquare Fatは、特にローエンドでより太いサウンドを持ち、モノラルのリードサウンドには理想的です。

 

Triangle

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Triangleは、SawSquareよりも対称性が高く、倍音が少ないため、よりメロウな特性を持っています。 SHAPEスライダーを最大限に動かすと、より豊かでSquareのように聞こえます。

 

Sine

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Sineは最も対称的で、倍音がないので非常に澄んで聞こえます。しかし、SHAPEや、SYMMETRY、およびHARD SYNCの各コントロールでは、倍音を追加してその特性を変えることができます。

 

Noise

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白色がすべての色を含むのと同じように、ホワイトノイズには等しい振幅においてすべての周波数が含まれているので、ホワイトノイズは純粋なノイズです。 SHAPEコントロールで波の形を変更しても通常はノイズには影響がないため、Noiseが選択されていると、メインセクションにある3つのスライダは機能が変わります。

 

Classic Waveforms

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このディレクトリには、ビンテージシンセやモダンシンセをモデルにした、伝統的な波形(Pulse、Sawtooth、Square、Triangle、Sine、さまざまなサブオシレータ)が用意されています。モデル化されたシンセによって、これらの単純な波形の特性がどのように変化するかを聞くのは興味深いです。 これらのウェーブテーブルのほとんどの波形には、SHAPEを使用したときにモデル元のシンセの特性を維持する目的で、同じシンセからの2つの波形が用意されています。

 

Analog Timbres

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「Analog Timbres」のウェーブテーブルは、「Classic Waveforms」にあるものよりも複雑なアナログシンセサイザーを使って作成されたサウンドをモデルにしています。アグレッシブなものからウォームなものまでさまざまな波形があり、ウェーブテーブルごとの波形の量もさまざまで、SHAPEは多くの興味深い音色を生み出します。

 

Digital Wavetables

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「Digital Wavetables」ディレクトリには、ハードウェアベースとソフトウェアベースの幅広いデジタルシンセサイザーをモデルにしたサウンドが用意されています。これらの元になったものの性質のために、このディレクトリにはエッジの効いたものから暖かいもの、ベルのようなものまで、最も多くの音の種類があります。新しいPatchのための、古典的なデジタルPPGのような音や、現代的でアグレッシブなソースが見つかるでしょう。 1つのウェーブテーブルあたりの波形の量はさまざまで、(SHAPEを使うことで)より劇的に聞こえるものは「Sweepers」サブディレクトリにあります。

 

Hardware Profiles

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「Hardware Profiles」ディレクトリには、Hardware Profile内のすべてのハードウェアシンセサイザーからの波形をモデル化したサウンドが用意されています。

 

 

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