7.3.3.4. Hard Sync
Hard Sync
HARD SYNCはいくつかのアナログシンセサイザーにある機能で、動かしたときに音色に「しゃがれた」二重音のような特徴を与えます。 Hard Syncは、Prophet 5のようなシンセサイザーや初期のOberheimシンセサイザーにある機能で、よりメタリックでアグレッシブな音色を作るために普及していて、特にリードサウンドに役立ちます。Hard Syncは「マスター」と「スレーブ」の2つのオシレーターを使用することで実現されます。マスターオシレーターを使ってスレーブがハードシンクされると、スレーブは強制的に波形をリスタートし、マスターがピッチをコントロールします。 スレーブオシレーターのピッチを変更してもマスターのピッチは変わりませんが、代わりに倍音と倍音構造が変化します。
これまでは、この効果を得るために1つのオシレーターを犠牲にする必要がありましたが、OmnisphereにはHard Sync専用の隠しオシレーターがあります。Hard Syncオシレーターがスレーブになり、Oscillatorの波形がマスターになります。 HARD SYNCスライダーを動かすと、波形ディスプレイが動的に変わります。 HARD SYNCはモジュレート可能です。
NOISEのみ - HARD SYNCコントロールは、最小設定ではモノラル、最大設定に向かって左右両方のチャンネルにノイズを徐々に拡散させる、ステレオ幅コントロールとして機能します。
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当記事内容はSpectrasonics社が提供するOmnisphereリファレンスマニュアルを非公式に日本語訳したものです。全ての権利はSpectrasonics社に帰属します。
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